DESIGN デザイン

代官山の丘の上に、新たな丘を創る

ブリリア代官山プレステージの壮大なコンセプトを表現するのは、個性と自立を表すキューブを積み重ねたアートそのものの姿。そして個々のキューブを微妙にずらすことで、広々としたルーフテラスが形作られています。また、ジャパニーズモダンの精神を数多く取り入れた工夫が随所に施されています。
建築の歴史を彩ってきたモダニズム思想が、現代にふさわしい結晶体として具現化されています。

豊かなる感性息づく、誇り高き洗練

ジャパニーズモダンの感覚が大胆に採り入れられ、訪問者には驚きを、居住者には誇りをもたらすエントランスホール。自然の景観へのリスペクトをテーマにしてデザインされた空間です。壁面から立ち上がり空間を包む、天然突板による深紅の天井は、紅葉や夕焼け、赤とんぼなど、思い思いのノスタルジーを喚起させる色彩が演出されています。昼間はトップライト、夜間は照明によって採光を行い、時間によって様々な表情を見せる空間に仕上げられています。ファニチャーは、この空間のためにオリジナルに設計されています。

より心地よい、私的日常のために

エントランスホールからさらに奥へ連なる、広々とした空間。自邸と外界との狭間に位置するこのエリアに、多忙な都心生活の基本である、コンシェルジュサービスの受付カウンターが設けられています。コンシェルジュは、ホテルライクなもてなしの精神に基づいてさまざまな業務を引き受ける他、カフェラウンジのサービスも提供しています。自由なライフスタイルをサポートするライフセクレタリーとして役立てられています。

細部に息づく美とこだわり

代官山の歴史と風景に新たな発展をもたらし、あらゆるHILLSを超える上質の邸宅空間を創り上げる。その思想を実現するために、細部のクオリティにいたるまで一切の妥協を排して、それまで存在しなかったマテリアルも開発されています。一つひとつを丁寧に、検討段階で1年近くを費やしたこだわりが結集された建築となっています。

オリジナル外壁タイル

ジャパニーズモダンの感性を表現するために、グレーを基調としながらも、これまでにない優しさと繊細さ、末永く街の風景として融和していくための、色あせない美しさを備えた色が必要でした。プリリア代官山プレステージのために生み出されたタイルは、ステアタイト素地質という高純度の材料を用い、美しい白の表現力をベースに、光の加減によって変化を見せる微妙な色合いに仕上げられています。通常の数倍に及ぶ4,500トンの圧力をかけて焼成されているので、1枚で1.2m角の大きさにしてもほとんど狂いを生じない精密さを誇っています。しかも通常のタイルに対して2〜3倍の曲げ強度、そして直線的でシャープなエッジを実現した素材感により、建物全体のソリッドなイメージが高められています。さらに排気ガスや煤煙などに対する汚れにくさが備えられており、長期にわたる美観の保持を可能にしています。

壁面材

共用部およびプレミアムグレード住戸の壁面に採用されている壁面材「ピエールデコ」は、ライムストーンと大理石を素材とした水系塗材による塗り壁となっています。有機溶剤を使用しないためシックハウスの心配がなく、風合いは限りなく自然石に近く仕上げられています。天然素材ならではの色合いの経年変化を楽しめます。また、マスターグレード住戸に使用している「ルナファーザー」は、再生紙を素材としたエコロジカルなペイントクロスとなっており、やさしい風合いの上にすぐれた通気性、透湿性を備え、快適な室内環境が保たれます。また、10回程度の塗り重ねが可能で、長期間にわたり貼り替えなしで、室内の模様替えに対応できる仕様となっています。

雨樋

高いデザイン性が追求される建築においては、視野に入るわずかなノイズも許されることはできません。ブリリア代官山プレステージの雨樋は壁面に固定するために従来不可欠であったバンドのないデザインが採用されています。樋本体に沿って一体化した固定金具を走らせることで、美観を損ねる要素が極力排除されています。さらに、デザイン性豊かなアルミ粉体塗装によるマットシルバーの表面処理などのこだわりによって、見事にオブジェの一部と化しています。

手すりガラス

バルコニーやエントランスの階段に使用される手すりについても、ジャパニーズモダンの感性を表現する貴重な素材として捉えられています。2枚のガラスの間に薄い和紙を挟み込んだ構造により、硬質さと柔らかさ、光沢とマット感をあわせ持つ優しい質感が表現されています。さり気なく視界に配慮する遮蔽壁の役割も果たしています。

ジャパニーズモダンを表現したカラーイメージ

タイルをはじめサッシ、手すりガラス、給湯器カバーや小庇、そして車寄せの床に至る外観周りのマテリアルは、グレー色の微妙な色彩のバリエーションが追求されています。代官山に息づくモダニズム建築の流れを踏まえつつ、オリジナルの個性が表現されています。

オリジナルデザインのテラスランプ

ランプといったユーティリティ器具については、美観への貢献度は二の次になりがちですが、建築デザインを構成する重要な一要素であることに変わりありません。ブリリア代官山プレステージではルーフバルコニーのテラスランプにデザイン性が追求されています。中に使用するランプは入手しやすい型の低電力蛍光灯が採用されており、メンテナンス面の合理性も高められています。

建築家・新居千秋より

言わば代官山に君臨する代官山。この地に、都心の「頂点」を暮らすための邸宅を創りたい。土地との出逢いの次に待っていたのは、横浜赤レンガ倉庫を手がけた新居千秋氏との出逢いでした。「代官山の丘の上に、新たな丘を創る」。氏の壮大なコンセプトを表現するのは、個性と自立を表すキューブを積み重ねたアートそのものの姿。建築の歴史を彩ってきたモダニズム思想の、現代にふさわしい結晶体と言えます。さらには個々のキューブを微妙にずらすことで、居住空間に広々としたルーフバルコニーが形作られています。アグレッシブな建物の中に、居住者のハイライフに応える提案を盛り込んだ、氏ならではのアイデアです。
※上記の画像は竣工時等の画像となります。
※上記の内容は分譲当時のパンフレットに記載されている内容を基に掲載しております。